2日前の朝、出勤をしたら会社の前の道路端に鳥がうずくまっているのを
社員が見付けました
外に出て見てみると呼吸はしているけど全く動けない状況でした
勝手に保護して良いものか皆で話をしていると一人の社員が外は寒いし
道路なので二次被害があるかもしれないということで鳥を保護！
ちょうど社内に小さい段ボール箱があったのでティッシュを敷き詰め
その中に鳥を入れ暖かい場所に置きましたが、ここからが問題！

こういうことは滅多にないことなので皆でどうしたら良いのか！と話して
まずは警察署へ電話
警察署ではこの手は管轄外とうことで次に県の保護センターへ電話
保護センターへ電話したら色々と聞かれ鳥の種類がメジロと分かりました
ただ保護センターへ電話しても回収に来てくれるわけではなく
自分達で保護センターへ持込をしなくてはならいこと！
会社から近いのが厚木市七沢の自然環境保護センター

ここでまた問題です
保護センターまで持って行くべきか？それとも自然界へ戻すか？
しかし全く羽ばたけない鳥を自然界へ戻しても朝晩寒い中では
恐らく生きてはいけない
だからといって仕事を犠牲にして保護センターまで届けるか迷いました
迷った挙句、上司へ相談したところ保護したのだから保護センターへ届けた方が
いいということになり保護センターへ届けることにしました
まだ生きている以上やはり見捨てることは出来ませんでした

他の社員は動けないため私が保護センターまで行くことなり
七沢まで遠いと思いましたが圏央道の開通のおかげで片道40分位
初めて行く場所なのでナビ通り進むと目的地手前から道が車1台分しか通れないほど
細くなり、このまま車で進めるのかハラハラと心配になりながらも無事辿り着きました

七沢の自然環境保護センターの場所は本当に自然豊かな場所にあり
こちらには展示室や野外施設があり、自然とのふれあいながら
自然環境の保全と再生について学習することができる施設だそうです
その施設の隣に鳥獣保護棟があり保護した鳥獣を持ち込む場所になります

保護棟の職員の方が出て来て、まずはメジロの様子を建物内で確認するということで
外で待っていたら、職員の方がメジロに「助けてもらって良かったね！」と
話しかけているのが聞こえた時は、やはりこちらへ持ってきて良かったと思いました
メジロがどのような経緯でこのようになったかは恐らく猛禽類などの大きな鳥に
追われて逃げる最中に建物か車にぶつかったのではということでした

昼頃に獣医師が来て診察してくれるとのことでしたが
預かった後の経過は一切教えてもらえないということでした
その後どうなったかはやはり気になりますが
保護センターの事情もわかるので仕方ないですね

今回、数名の方が動いてくれたおかげで保護センターへ無事に預けることが出来ました
動けないメジロを見つけた人、素手でメジロを保護した人、警察署へ電話した人、
保護センターへ電話した人、保護センターへ行くこと許可してくれた上司など
数名の思いがあるので、時間が掛かっても回復し自然界へ戻れることを願いたいです