今年もいよいよ年の瀬ですね。ふるさと納税はもうお済みでしょうか? 年々、その返礼品の種類が増え、何を選ぶか迷うほどの充実ぶりですが、今年は思い切って「多肉植物セット」を選んでみました。私にとっては初めての試みでしたが、手元に届いたのは大小さまざま、色も形も異なる多肉植物たち。育てる楽しみはもちろん、ユニークな見た目に毎日ワクワクが止まりません。そのなかでも特に目を引くのが、ユーフォルビア・オンコクラータです。ニョキニョキと伸びる姿はまるでアート作品のようで、部屋に飾っているだけで不思議な存在感を放ってくれます。
ユーフォルビア・オンコクラータは、単なるサボテンのようにも見えますが、じつはサボテンとは別の分類に入る多肉植物。茎が細長く幾重にも伸びて、まるで何本も腕を広げているかのような独特のフォルムが魅力です。しかもとても丈夫で、水やりや日照管理にそれほど手間がかからないのもうれしいところ。忙しい年末でも、ちょっと土の乾きを確認して、時々水をあげるだけで元気に育ってくれています。そんな姿を見ていると、何だか自分の慌ただしさまで和らいでいくような気がします。
この多肉植物セットをふるさと納税の返礼品として手に入れたことで、生産者の方々の地域に貢献できるのも大きな魅力だと感じています。ふるさと納税という仕組みは、美味しい食材や工芸品などが注目されがちですが、実は植物も隠れた人気アイテムなのですね。地域によっては個性的な苗や種、園芸用品などが返礼品にラインナップされていて、普段なかなか手に入らない品種に出会えるチャンスでもあります。
さて、年末に向けてバタバタする時期ですが、少しほっと一息つく時間を見つけて、多肉植物たちを愛でるのも悪くありません。ユーフォルビア・オンコクラータのユーモラスなシルエットを眺めていると、あっという間に時間が過ぎていき、心がやわらかくなるのを感じます。この年の瀬、もしまだふるさと納税をしていない方がいらっしゃったら、ぜひ視野を広げて植物の返礼品を検討してみてはいかがでしょうか。新しい年のはじまりを、個性的なグリーンたちと一緒に迎えるのも素敵だと思いますよ。
年が変わる直前まで申し込みを受け付けている自治体も多いので、気になった方はぜひチェックしてみてください。皆さんの新しい年が、植物の癒しとともにより豊かになりますように。
lab 松山