マンションは低層階と高層階それぞれのメリット、デメリットをご紹介
マンションを購入しよう
マンションを購入するときに低層階か、それとも高層階かで悩んでしまう方は意外に多いです。絶対にこっちがおススメ、とは言えませんし、どちらにもメリットとデメリットがあります。そこで、ここでは低層階と高層階、それぞれのマンションにおけるメリットやデメリット、住みやすさなどについて説明します。
ぜひ今後のマンション選びの参考にしてください。
低層マンションと高層マンションの定義の違い
そもそも、低層階と高層階のマンションでは何が違うのかと疑問に感じた方もおられると思います。この二つでは定義からして異なりますが、最大の違いは用途地域です。都市計画法によって住宅や工場が混在して建てられてしまう事態を回避しており、土地ごとにそこに建てられる建物の規模や高さなどが決められています。これを用途地域と呼んでおり、12に分けて細かく分類されています。低層と高層とではこの用途地域が異なるのです。
低層マンションは「住居専用地域」に立地しており、高層マンションは「その他の用途地域に立地」しています。そのため、当然建物の規模や高さなども大きく変わってきますし、周辺環境などにも大きな違いが生じてくるのです。低層マンションと高層マンションという名称に明確な定義が定められているわけではありませんが、低層マンションは3~10階未満の建物を、タワーマンションは20階以上のもの、60m以上のものを超高層マンションというように定義しています。
低層マンションと高層マンションの住みやすさの違い
これも人によって感じることは違ってくるとは思いますが、高層マンションのほうが比較的ハイスペックな設備が整っていることが多い傾向にあります。共有施設も充実していますし、相続税対策にも有効です。ただ、つい先ほどお話したようにどちらが住みやすいかというのはそこで暮らす人によって感じ方、捉え方がまちまちです。確かに高層マンションのほうがハイスペックな造りとなっていることが多いですが、最終的にはそこで暮らす人が決めることなのです。
低層階のメリット・デメリット
低階層のマンションに住むメリットとデメリットは下記のようなものがあります。
メリット
低層階のマンションだとエレベーター待ちが少ないというメリットがあります。1階に住んでいる場合はエレベーターは使いませんし、駐車場も近いためベビーカーや大荷物などの運搬が比較的ラクに行えます。また下に住人がいないため足音、物音を気にしなくても良いです。さらに専用庭があるマンションならペットやお子さまがいるご家庭には良いかもしれません。2階以上の場合も階数がそこまでありませんし、比較的短い時間でエレベーターを利用できるのはメリットでしょう。また、高層階のマンションと比較してすぐに外に出られるというのもメリットです。住居専用地域に建てられているため周辺が比較的閑静というのも低層マンションならではのメリットと言えるでしょう。災害時なども高層マンションに比べてすぐ非難しやすいというメリットもあります。
デメリット
1階住まいですと外からの視線が気になったり、防犯面では少々心配かもしれません。さらに虫、車の排気ガスなどが入りやすかったりというデメリットがあります。建物によってはエレベーターがなく階段だけというケースもあります。セキュリティにそこまでお金をかけていない物件も多いため防犯面では高層マンションに劣るというのもデメリットでしょう。最低限オートロックや防犯カメラくらいは設置しているところは多いですが、それ以上のセキュリティ性能はあまり期待できません。管理費が高層マンションに比べて高いことが多いのもデメリットと言えます。
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高層階のメリット・デメリット
一方の高層階のマンションのメリットとデメリットは以下の様なものがあります。
メリット
眺望の良さは高層マンションならではのメリットです。景観を一望できますし、素敵な夜景も堪能できるのではないでしょうか。素晴らしい眺望を手に入れたいがために高層マンションをチョイスするという方も少なくありません。日当たりや風通しが良い物件がほとんどですし、高層階に住んでいるという優越感も得られます。高層階だとプライバシーが守られるというメリットもあります。これも高層階ならではですね。さらに、高層の建物だと虫も少ないです。真夏に窓を開けても虫が入ってくることはほとんどありませんし、場所によっては花火が一望できたりします。高層であればあるほど資産価値が高くなり、売るときに高値で売れる傾向にあります。
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デメリット
高層マンションはどうしても価格が高くなるため、低階層マンションに比べて、購入するときにかかる費用が高くなります。また、災害時の避難も低層マンションに比べて大変ですし、エレベーターが混雑してしまうこともよくあります。エレベーターが二基以上あっても利用している人が多いときにはなかなか使えないこともあります。
また、高層マンションだと制振、免振構造を採用している建物が多いため高層階になればなるほど揺れやすいという特徴もあります。さまざまなデメリットがあるものの、やはり一番大きいのは価格でしょう。高層でハイスペックな建物になればなるほど購入価格が高くなってしまうのは最大のデメリットでありネックです。
まとめ
高層マンションと低層マンション、低層階と高層階では住みやすさにも大きな影響を与えてしまいます。どちらがいい、どちらが悪いという話ではなく、それぞれの特徴やメリット、デメリットを知った上で、ご自身やご家族のライフスタイルなども考慮したうえでマッチした高さ、マンションを選ぶということが大切です。
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