住宅購入の流れとかかる期間について

2018.3.31

一戸建てを購入しよう

purchase

結婚をしたり、子どもができたり、人生の転機を迎えた際に、住宅を購入するという方も多いと思います。しかし、いざ購入するとなった際に、何をどうすればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。また、どれくらいの準備期間が必要なのでしょうか。今回はそんな基本的な疑問を一から解説していきます。

住宅購入までの流れ

まず、住宅購入の流れについて解説していきます。

どういった暮らしをしたいかを考える

こんな設備がある住宅に住みたい、あんなデザインの住宅に住みたい、部屋はいくつほしい、最寄り駅はここがいいなど、住宅に求めることをリストアップしていきます。そして、そのリストから優先順位を決めていきます。リストアップすべき項目としては、ほかに通勤通学、通学時間、周辺の医療施設や商業施設の数や質といったことも挙げられるでしょう。

予算を考える

次に考えるべきは予算です。予算を考慮しないと、先にリストアップした条件のうち、どこまでは実現可能かどうかを判断することができません。予算を考える際は、月々の返済額がいくらなら払えるかを考えると割り出しやすいしょう。

物件の情報収集と相談

条件と予算が決まったら、不動産業者のサイトをチェックしたり、直接相談したりして、物件の情報を収集していきます。まず新築購入の場合は、まず土地を探します。目当ての土地が見つかったら、契約前に土地購入の意思表示をするために「買付証明書」を不動産会社に提出します。

物件の見学

目当ての物件が出てきたら直接足を運んで見学します。見学する際は、建物の内部だけでなく、周辺施設や最寄り駅の様子などもチェックしましょう。一から新築物件を建てる場合、話は別です。地盤調査を行ったうえで、工事を開始します。

申し込み・売買契約締結

住みたい場所が決まったら、次は申し込み、つまりは不動産売買契約を結びます。重要事項説明書と売買契約書の読み合わせを不動産業者・宅地建物取引士と行い、書類に署名と捺印をすると契約が成立、申し込み完了です。

建物表示登記の手続き

新築の建売住宅を購入する際は、建物表示登記をする必要があります。この登記をする場合は、土地家屋調査士へお願いしなければなりません。費用は約10万円程度です。また、この登記に必要な種類は住民票、印鑑証明書、委任状などで、この登記が完了しないと、住宅ローンの契約（金銭消費貸借契約）にも進めません。

残金決済・物件引き渡し

残金決済とは、手付金以外の購入費をすべて支払うことです。この残金決済が終わると無事、物件が引き渡されます。引き渡しの際は、売主と施工会社の立会いのもと住宅の状態を確認します。キズなどを売主・買主双方で確認した場合は、売主側が補修することになります。この引き渡しが完了したら、引っ越しを想定して、家具などの購入といった入居のための準備をはじめます。

引っ越し

物件引き渡しが終わると売主から鍵を渡されるので、いざ引っ越しです。複数の引っ越し業者に見積もりをとってもらい、費用や対応の丁寧さなどを考慮し、自分がベストと感じた引っ越し業者に頼みましょう。

入居

引っ越しが完了したら、ついに入居です。

住宅ローンを組むまでの流れ

次に住宅ローンを組むまでの流れを説明します。住宅ローンは売買契約締結後に3週間～１ヶ月程度で終わらす必要があります。また、不動産売買契約書には「ローン特約に基づく契約解除期日」が設定されており、それがだいたい3週間～１ヶ月程度となっているためです。ローンの契約までにこの期日を過ぎてしまうと、解約となってしまいます。もちろん、審査に落ちた場合も同様です。